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[作品解説]
ジオラマ写真を使ったカラーフォトストーリー及び、藤田一巳氏による書下ろしのイラスト、設定、裏話など、さらに作例記事を併せた計5~15ページ程度で構成されている。連載第1回目の冒頭説明によると、この物語はガンダムワールドをベースにオリジナル設定を付加。元連邦軍パイロットの架空の著書「ネオ・ファリアの中で」からエピソードを抜粋して構成するフォトストーリーであるという事だが、実際は『Zガンダム』の外伝ともいえるストーリーにあたり、アナハイムエレクトロニクスが密かに開発したMSを越える機動兵器「ソード」をめぐる物語であり、「ソード」のテスト風景から実験部隊としてシロッコの木星師団と戦うに至る経過をパイロットのモノローグ風文章と模型によって綴られたフォトストーリーである。
また、この連載は時期的な事から察するに、ライバル誌である『モデルグラフィックス』の連載記事『ガンダム・センチネル』の対抗馬として始まったものであると思われる。『ガンダム・センチネル』がガンダム世界の「リアルさ」を追求した企画であったのに対し、この『タイラント・ソード』は「藤田一巳氏個人の作品」といった物であったように思える。このスタンスは永野護氏がアニメ作品であった『エルガイム』を永野氏個人の作品『ファイブスター物語』へと昇華させていった過程に近いものであったかもしれない。様々なガンダムデザインを見慣れた今日の目で見てもそのガンダムワールドを越える大胆なデザイン・設定は斬新で、それゆえ当時としては、いまひとつ受け入れられない先進的な物であったのかもしれない。 |
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